「仰く/AONOKU」とは
【仰く(あおのく)】
あおむきになる。上を向く。見上げる。
2021年、晴れて10周年を迎えたスニーカーブランドblueoverが、靴作りの原点に立ち返り、これから先の10年を見据えるための企画「仰く/AONOKU」。
「仰く」では、毎回異なる書き手に、「靴やそれにまつわること」をテーマにした作品の執筆を依頼します。それは小説であったり、エッセイや日記であったり、ときには詩であるかもしれません。
靴は、様々な意匠の凝らされた趣向品であると同時に、人が移動するための一番小さな乗り物であり、日常ではあまり意識することのない道具でもあります。
そんな「靴」が私たちの生活にもたらす体験や想像力について知ること。それが靴作りのための次の一歩であるなら、言葉の力を借りて、この先を想像してみたくなりました。
様々な書き手が「靴」をきっかけに何を思うのか。どうぞ「仰く」で生まれる言葉をお楽しみください。
*企画タイトル「仰く/AONOKU」は、ブランド名「blueover」の「あお」や「越える」という意味から連想したものです
企画:一野篤
一野篤 Atsushi Ichino
京都在住。デザイナー。
専門はグラフィック、プロダクトを中心としたデザインとアートディレクション。
詩とそれを媒体とした物を制作するプロジェクトPOETNIK。演劇を中心に活動するアート・コレクティブfew phew pur。デザイン・プロジェクトrabbit holeの代表など、活動は多岐にわたる。